【小学校中学年・高学年の子ども向け】眠りが浅いと問題が!生活習慣の改善ポイント

小学生中学年から高学年になると、塾通いが始まり眠りが浅い状況に陥りやすくなります。睡眠不足が引き起こす問題は意外と知られていません。本記事では、睡眠不足が引き起こす問題と睡眠の質を改善する方法について解説します。

眠りが浅いと睡眠障害になる可能性も!頑張る子供ほど危険

アメリカの睡眠財団によると、6~13歳までの子供は、9~11時間の睡眠が必要だとされています。しかし、統計を見てみると、日本の小学生は、8時間程度しか寝ておらず、そもそも睡眠不足気味という現状です。「他の子も7時間ぐらいしか寝ていないから我が子もそれで大丈夫」だとおかんがえではありませんか?

大人が思っている以上に、子供の眠りが浅い状態は心身に悪影響を与えます。ゲームやテレビの視聴で夜更かしをしても眠りが浅い状態となりやすいですが、原因はそれだけではありません。

お子さんは、塾や習い事で夜遅くまで起きていませんか?小学校の中学年から高学年にかけて、習い事や塾に通うようになる小学生は増加します。特に塾は、小学生4~5年生で通い始める子が増え、夜遅くまで頑張る真面目な子ほど睡眠不足になりやすいのが現状です。

睡眠不足が続くと睡眠障害に陥る可能性が高まります。睡眠障害が引き起こす問題や、睡眠障害以外にも発生しうる問題について、次に詳しく見ていきましょう。

眠りが浅いと起こりえる問題を知ろう


眠りが浅いとどういう問題が起こりえるでしょうか。主な問題をまとめると以下の通りです。

  • 記憶の定着ができず、成績に悪影響
  • 睡眠障害に陥る可能性→自分ではどうすることもえできず不登校になってしまう
  • 糖尿病のリスク増大

睡眠中は記憶の定着化が進み、勉強したことが頭に残ると言われています。塾通いなどで睡眠不足に陥ると、逆に記憶の定着率が悪くなり、非効率な勉強をしていることに。結果的に学習時間が長い割に学習が進まないという悪循環に陥ります。この状態が続くと成績にも悪影響を及ぼしかねません。

また、眠りの浅い状態が続くと、睡眠のリズムが乱れて睡眠障害に陥る可能性が高まります。睡眠障害になってしまうと、自分の意志ではどうしても起きられなくなってしまい、不登校へとつながるのです。不登校になると本人のやる気の問題だ、と言われがちですが、睡眠障害に陥っている場合は本人の意思は無関係だということを知っておきましょう。

眠りが浅いと、睡眠障害以外にも身体的な病気のリスクが高まります。そのひとつが糖尿病です。睡眠障害に陥っている子供の約4分の1が糖尿病のリスクが高くなっているという検査結果もあります。一度糖尿病を発症してしまうと、一生血糖コントロールが必要となるなど大変です。

小学生に必要な睡眠時間は9~11時間だが実態は8時間


先ほども触れましたが、6~13歳に必要な睡眠時間は9~11時間、しかし日本の小学生の睡眠時間の実体は8時間程度です。眠りが浅い状態となる原因としては、夜遅くまでの塾通いと、ゲームやテレビなどのメディアを夜遅くまで見る習慣が挙げられます。

多くの子供は、朝6時~7時の間に起床します。逆算すると、10時間の睡眠を確保するには前日の20~21時、9時間としても21~22時には就寝しなければなりません。

しかし、塾通いで22時に帰宅しているような生活が続くと、当然22時の就寝は難しくなります。また、寝る直前まで目に光の刺激を与えていると、脳が興奮してしまいなかなか寝付けません。

大人と同じような感覚で子供の睡眠不足をずるずる許してしまう状態が続くと、いつの間にか朝全然起きられなくなっていた…。こうなってからでは軌道修正が大変です。そうならないためにも、生活習慣を見直し、眠りが深くなるような生活習慣に変えていくようにしましょう。

量とリズムがポイント!睡眠習慣の改善で深い眠りを


眠りが浅い状態を改善し、良質の睡眠を得られる生活習慣について、具体的な方法を紹介します。良質の睡眠は量と生活のリズムが重要です。親がサポートして、良い眠りをお子さんに与えてあげてください。

【生活習慣の改善ポイント】
1.まずは「早起き」から始める
2.塾や習い事の時間を調整してできる限り19時までの帰宅を目指す
3.塾や習い事に行く前までに宿題は済ませる
4.帰宅後、食事は20時までに、入浴は21時までに済ませると睡眠に入りやすい
5.入浴後はテレビやゲームは控えてそのままベッドに入るようにする

「早く寝る」よりも「早く起きる」という習慣から入りましょう。特に週末、遅寝を許してしまうと夜寝つきが悪くなったり眠りが浅かったりして、月曜日の朝がとても辛くなります。まずは1週間、早起きを習慣づけましょう。朝起きたら朝日を浴びられるようにカーテンを開けてくださいね。

また、塾や習い事の調整と宿題を速く片付けておくことで、就寝時間を早めるようにしましょう。食事は就寝の2時間前までに済ませ、入浴は1時間前に済ませると良いと言われています。このリズムを保ち、入浴後にはテレビやゲームを控えるようにすることで、就寝しやすい体制が整えられます。

眠りが浅い状態は放置せず生活習慣の改善に取り組もう

眠りが浅い状態が続くとどういう問題が起こるか、そして、良い睡眠に戻す生活習慣について説明しました。眠りが浅い状態を放置せず、できるところから生活習慣の改善に取り組みましょう。睡眠障害の発症は、ある日突然表面化します。睡眠障害になってしまうと、お子さんも親御さんも辛い思いをしてしまいます。そうならないためにも、改善できるところから改善していきましょう。