【小学生の子ども向け】過剰な干渉はNG!忘れ物をした時の対処法としつけのポイント

子どもが忘れ物をしたとき、あなたはどのような対応をしていますか。あなたが良かれと思っていた行動が、実は子どもの成長の妨げになっているかもしれません。ここでは、子どもが忘れ物をしたときにやってしまいがちな保護者のNG行動などを例にあげながら、適切な対処法やしつけのポイントをご紹介します。

忘れ物の教育は家庭でするもの

子どもの忘れ物をなくしたいのであれば、家庭で適切な教育をすることがポイントとなってきます。そのためにも、保護者は自分のどのような行動が子どもの成長を妨げているのかを知り、忘れ物をなくさせるためのポイントをおさえた適切な対処法を身に着けることが大切です。

小学生に限らず、大人でもついうっかり忘れ物をしてしまうことがあります。それゆえ、故意に忘れ物をしているわけではないという子どもの気持ちも良くわかると思います。しかし、連絡帳や通知表などで「忘れ物が多い」と書かれるほど忘れ物が頻発しているケースや続くケースは、保護者が家庭でしっかりと教育する必要があります。

忘れ物は、約9割の母親が家庭で教育するものと考えており、子どもが忘れ物をしないよう声をかけている保護者が多いです。しかし、教育やしつけの方法を間違えると忘れ物を防止できないだけでなく、子どもの成長の妨げになる可能性があります。まずは自分の行動を見つめなおし、適切な接し方や教育方法をマスターしましょう。

忘れ物に対する保護者がやってしまいがちなNG行動


忘れ物をしたとき保護者が取ってしまいがちな行動から、NGな理由を見ていきましょう。

「忘れ物をしても知らないよ!」と怒っていたのに、実際に忘れ物をすると届ける

自分のことを自分で何とかしようという機会を妨げることになるため、「忘れ物をしても知らない」というやり取りをしたら一貫性のある行動をとりましょう。

「忘れっぽい性格だね」など、性格のせいにした発言をする

忘れ物を正当化するような発言をすると、「性格だから仕方ないのか」と子どもが思ってしまうかもしれないため、性格のせいにしないのが無難です。

保護者が子どもの代わりに準備をする

必要なものや不要なものの判断ができず、前もって行動することを学ぶ機会を逃してしまうことになります。また、もし保護者が準備したのに忘れ物をすると、親のせいにしてしまって自分の行動に無責任になりやすいです。小学生になったら学校の準備は自分でさせるようにしましょう。

そのうち治ると考え放任する

忘れ物をしたくないのに忘れ物をしているケースもあるため、保護者のサポートを求めているかもしれません。いつか治ると放っておかず、どうして忘れ物をしてしまうのか一緒に考えてあげましょう。

ガミガミ怒る

一方的に叱ると自分を否定されているような気持になり、自身もなくなりやすいです。また、自分はダメな子だから忘れ物しても当たり前と思ってしまう可能性もあるため、ただ叱るだけというのは避けましょう。

子どもが忘れ物をしたとき、とっさに過保護な行動や過干渉な行動を取っていませんか。子どものためにと思っていた行動が裏目に出ている可能性があります。心当たりがある方は忘れ物をしたときに適切な対処をするようにしましょう。”

忘れ物をしたときの対処法


家に忘れ物をしたケース、小学校に忘れ物をしたケースの2つの対処法を紹介します。

小学校に忘れ物をしたケース

基本的には取りに行かせなくて良いでしょう。特に、辺りが暗くなってから学校へひとりで忘れ物を取りに行かせるのは、事故や事件に巻き込まれるリスクが高いため、控えるのが無難です。下校中に忘れ物に気がついても子どもには真っすぐ家に帰るよう指導し、忘れ物の必要性が高いのであれば、必ず保護者が付き添って小学校へ取りに行くようにしましょう。

学校へ持っていかなければならないものを自宅に忘れていったケース

どうしても必要な物であれば学校から連絡があるのが一般的ですので、基本的には届けなくてもよいでしょう。学校によっては、登校中に忘れ物に気がついても取りに帰らないよう指導しています。それは、事故や事件に巻き込まれるリスクを回避するためですので、家庭でも子どもには家を出たら忘れ物に気がついても学校へ行くよう指導しておきましょう。

子どもが困ってしまうと思うかもしれませんが、毎回届けてしまうと「親が持ってきてくれるのが当たり前」と思ってしまい、「忘れ物をしても大丈夫」という誤解につながります。そうなると自分の行動に無責任な大人に成長してしまう可能性があるため、困ったという経験が「次は忘れ物をしないようにしよう」という自覚の芽生えにつながるよう、あえて学校に届けず自分の行動の責任だということを自覚させることが大切です。

忘れ物をしない「しつけ」のポイント


しつけのポイントは、「忘れ物の原因に気づかせる」「子どもに忘れ物をしないためにどのような行動をするべきかを考えさせる」「ゆとりをもった行動ができるよう環境を整えてあげる」の3つです。

学校へ行く直前に準備をする子には、慌てているから忘れ物をするんだという原因に気づかせ、忘れ物をしないためには前日に準備をすべきだということを考えさせるのです。さらに、保護者がアドバイスをして学校へ行く前にもう一度忘れ物がないか玄関で確認させることで忘れ物を減らすことができるでしょう。

子どもが忘れ物をしたら、まずは子どもの日々の生活習慣や行動を観察してみてください。子どもの行動パターンを見ることで原因が分かり、3つのポイントのどの部分をサポートすればよいのかが見えてきます。今後忘れ物をしないで済むよう、子どもに合ったサポートで忘れ物をしないしつけを行いましょう。

忘れ物から自覚や責任感を学ばせよう

忘れ物をしたときに、子どものためと思って取っていた行動が結果的に子どもの学ぶ機会を奪っていたことに気がついた方も多いのではないでしょうか。子どもが忘れ物をするとつい助けたくなるかもしれませんが、叱られたり困ったりすることで忘れ物に対する自覚や自分の行動への責任感を高めさせることができるため、ときには見守ることも大切です。

すぐに忘れ物をなくすことが難しいかもしれませんが日々の積み重ねや保護者のしつけのポイントをおさえた的確なアドバイスによる改善することも可能です。上手にサポートを行い、忘れ物という経験を通して子どもの自立心や責任感を育ててあげましょう。