【小学生の子ども向け】子どもが遅刻!理由を見極めて遅刻を改善する方法

遅刻は社会的にはNGとされています。しかし、子どもの遅刻はひとつの教育の機会でもあるため、適切なしつけで常習化を防ぐことが大切です。そこで、ここでは子どもが遅刻したときや遅刻をしないために保護者としてどのようなサポートをしてあげるべきかということについてお話したいと思います。

遅刻の教育は家庭の役割

遅刻の教育やしつけは、学校で叱られることとは別物です。子どもが小学校に遅刻したときは、遅刻しないよう保護者としてきちんと適切なしつけや教育を行うようにしましょう。

ベネッセ教育総合研究所が1998年に行った調査「子育て生活基本調査報告書II」によると、約9割の母親が「遅刻」は家庭教育の範囲と回答しています。ほとんどの保護者が、子どもの生活習慣や社会的なマナーに対する教育やしつけは、学校ではなく家庭の役割と考えているのです。

子どもが遅刻をしないよう「早くしなさい!」「まだ学校の準備をしていないの?」など、毎日のように子どもに言っていたとしても遅刻をしてしまうことがあります。子どもが遅刻したとき、保護者の中には「どうせ学校で怒られているだろうから」といった理由で家では遅刻をしてもしつけをしないという方がいるかもしれません。しかし、子どもが遅刻をしたときは、子どもの将来のためにも学校での教育だけに任せるのではなく、家庭でもしっかりと教育・しつけをすることが大切です。

遅刻理由を見極めることの重要性


遅刻をしたという事実を叱る前に、なぜ子どもが遅刻をしたのか理由を明確にすることが大切です。

遅刻というと社会のルール的にはNGとされることが多いためとっさに叱ってしまうという方が多いです。しかし、遅刻にもさまざまな理由があります。遅刻が夜更かしによる寝坊や時間の管理がうまくできていなという理由などであれば、教育やしつけで改善を促すことができます。しかし、遅刻が何らかのトラブルや問題が表面化する前のサインである可能性もあります。そのため、「遅刻は悪いこと」と決めつけて一方的に叱るのは良くありません。

特に、体調不良による遅刻が続くような場合は注意が必要です。いじめや勉強に対する不安などから「学校へ行きたくない」と思い、その気持ちが影響して何らかの体調不良を引き起こすこともあります。遅刻の理由については慎重に見極めるようにしましょう。

遅刻は教育・しつけのチャンス


遅刻という失敗から学べることもあります。そのため、保護者としては「なぜ遅刻がいけないのか」という理由やそのデメリット、時間を守ることの大切さを子供に丁寧に伝えることが大切です。

名古屋市教育委員会が2012年に小学5年生を対象に行ったアンケート調査によると「学校の始業時刻に特別な理由なく遅刻すること」という質問項目に対して、56%が「とても悪い」、34%が「悪いと思う」と回答しています。ほとんどの子どもは遅刻が悪いことだという認識があるため、より危機感を持ってもらえるような教育を行うことで遅刻をなくせる可能性が高くなります。

遅刻の理想の教育は、遅刻によって「時間にルーズ=約束を守れない人と思われる」「自分の印象や相手との信頼関係を悪くしてしまう」といったデメリットがあることを具体的に話して、「だから遅刻しないことが大切なんだ」と子ども自身に気づかせてあげることです。

小学校もひとつの社会で、今後大人になるうえで必要な規律を学べる場です。「遅刻したときこそチャンス!」と捉えて教育・しつけを行いましょう。

子どもの遅刻をなくすための上手なサポート方法


上手なサポート方法は、子ども自身がどうすれば遅刻をせずに済むのかを考え、改善できるような声掛けをすることです。

遅刻をなくすためには、子ども自身が遅刻に対して危機感を持ち、しっかりと時間管理ができるようになることが理想です。しかし、遅刻をしないよう「8時までにご飯食べてね」「15分には家を出ないとだめだよ」など、保護者が子どもの行動に時間を設定しているケースが多いです。子どもが遅刻しないようにという親心からそうしているのだと思いますが、誰かに言われて動いているようでは自分で時間管理ができないままです。

寝坊であれば「早く起きないからでしょ」というのではなく「昨日何時に寝たの?」「そんな時間まで何をしていたの?」と聞いてあげるだけで、自分の日常生活の中に問題があるかもしれないということに気づかせてあげることができます。時間管理が苦手な子には、「8時に学校へ行くには何時に家を出たほうがいい?」と尋ねることで時間を逆算して考えるクセを養うことができます。日常生活を計画的に過ごせるよう、上手にサポートしてあげましょう。

時間の大切さを伝えるためには、保護者の方も時間を大切にした言動で子どもに示す必要があります。子どもの前で「少しくらい遅れても平気」ということを言っていると、「遅刻してもいいんだ」と誤解させてしまうことになるため、どのような用事や約束にも5分前行動をして遅刻をしないことや時間を守る大切さを伝えましょう。

上手なサポートで遅刻0を目指そう

いけないこととわかっていても遅刻をしていまうことはあります。しかし、遅刻をすることで時間の大切さや遅刻することで失うものもあることに気がつくことができます。子どもが遅刻したときは、教育・しつけのチャンスとポジティブに捉え、遅刻を常習化させないよう理由を見極めて適切なサポートをしてあげましょう。