【小学校中学年・高学年の子ども向け】授業の好き嫌いはある?人気科目徹底調査

小学生に入ったばかりの時は楽しかった授業。しかし中学年以上になってくると難易度が上がっていき、好き嫌いがはっきり分かれてくるものです。そんな授業の好き嫌いについて、各学年の傾向を説明します。苦手科目の学習時に保護者がどのような声掛けをすればよいかのヒントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

中学年の授業では男子が算数女子は国語が一番人気

学研教育総合研究所の「Web版小学生白書 2017年8月調査」によると、小学校全体では、人気の授業科目は1位算数、2位国語です。嫌いな科目も1位が算数、2位が国語となっていますが、嫌いな科目ではほぼ同数の割合に。国語に苦手意識を持つ小学生が多いという結果でした。

小学校中学年にあたる3年・4年に注目してみましょう。小学3年生の授業では男子が算数・体育、女子は国語、算数が人気です。特に小学生男子が好きな教科として算数を上げた割合は42%と非常に高く、算数の人気ぶりが分かります。3年女子は、国語が24%、算数が23%と僅差で、男子ほどはっきり票が割れていない点が特徴的です。

一方、3年生が嫌いな教科は男子が国語で半数近く、女子は算数ですが国語とあまり大きな差がありません。3年男子は算数好き・国語嫌いが明確で、女子はどちらも同じ程度に好き嫌いが分かれています。

小学4年生になると、女子の算数好きが減り、苦手意識が強まります。4年生からは算数で習う内容が難しくなるといわれているため、苦手に感じてしまうのかもしれません。4年男子も、算数好きの割合が若干減少します。ただ、算数が嫌いな男子は3年の8%から4年の28%と大幅に上昇している点が気になります。それまで得意だったか、特に意識していなかった算数が急に苦手になるほど、小学4年の算数は難しいのではないでしょうか。

高学年の授業では男子の人気は理科と社会、女子は音楽に分散


小学校高学年になると、男子が好きだと回答する授業に理科と社会が加わってきます。相対的に、保険・体育の人気が低くなる傾向に。女子は、好きだと答える授業科目が分散する傾向にあります。全学年を通してだいたい10%程度の人気を集めていた音楽が、相対的に順位を上げる結果となりました。

嫌いな科目については、1,2位について中学年と同じです。しかし、3位以降はかなり票が分散し、男子では音楽・理科・外国語に苦手意識がある子どもが9%。女子では理科・体育・社会が苦手になる子どもが若干見られます。

理科や社会については、小学3年から始まり、だんだんと難しくなっていく教科ですので、好き嫌いが明確に出だす時期が、国語や算数より遅れているのかもしれません。ただ、理科は算数と同じく、基礎となる知識が積み重なって高学年の単元を学ぶ時のベースになります。これらは、苦手意識を早いうちに解消しておきたい科目です。

将来役に立つと思う授業は算数・国語・英語


それでは、好き嫌いとは別に、小学生が「将来役に立つ」と考えている教科はどれでしょうか。同じく小学館教育総合研究所のデータがありますので見ていきましょう。

小学生全体では、役に立つと思われている授業は、上位から順番に算数・国語、外国語(英語)です。外国語は、小学6年生で突出して高くなっています。これは、調査時期が2017年8月だったため、2017年度から小学5年生より外国語が必修化された影響が出ている可能性が高いでしょう。

外国語の必要性は、テレビなどの影響で見聞きしていることもあり、全学年でも1割以上の子どもが「将来役に立つ」と考えています。外国語の授業が定着すると、この傾向はさらに強まるのかどうか、今後の調査結果にも注目です。

苦手科目の授業に付いていけてないと感じたら声掛けを


苦手科目の授業苦労している様子なら、保護者から積極的に声掛けをしましょう。科目に苦手意識を持ってしまい、授業についていけないと感じる子どもは、高学年になると増えてきます。これは、調査結果も明らかです。「嫌いな科目はない」答える子の割合が、小学1年生では42%だったのが学年が進むにつれて減少。6年生になると12%に落ち込むことからも明らかです。

しかし、苦手意識を持ってしまうとその科目の授業がつらくなり、ますます苦手になるといく悪循環に陥ります。そうならないためにも保護者の声掛けが重要です。子どもに学びの楽しさを教える保護者の子どもは、好奇心や知識欲が強まり学習意欲が増す傾向がある、という調査結果があります。(ベネッセ教育総合研究所 2014年 「小中学生の学びに関する実態調査」)

子どもに算数の面白さを伝える保護者のいる家庭では、学ぶ内容に対する好奇心などを勉強のきっかけにする小学生が 34.9%、そうでない場合は 24.4%です。学習内容への好奇心の高まりが10%以上も違いが出る点はかなり大きい差があります。

算数なら問題を解くまでの着眼点や考え方そのものの面白さ、理科なら天体観測や昆虫採集などから興味を喚起することもできます。子どもに学ぶ楽しさを教えられるような声掛けを、ぜひ工夫してみてくださいね。

授業で苦手意識を持っていたら保護者からもサポートを

小学校の6年間で、授業内容はどんどん難しくなっていきます。小学1年の頃には学ぶことが楽しくて仕方なかったという子どもも、6年生の頃には、9割近くが何らかの科目に苦手意識を持ってしまいます。

そこで有効になるのが保護者のサポートです。「勉強をしなさい」というばかりではなく、子どもに学ぶ楽しさを教える工夫をしましょう。問題を解く楽しさについて、子どもに伝えるような声掛けを工夫してみてください。また、夏休みなどにお出掛けした際は、「星空を眺める」「虫取りや魚釣り」といった経験ができるようにもしましょう。

苦手科目なのに「勉強しなさい」と言われてばかりの子どもは、なかなか苦手意識を克服できません。子どもが楽しんで勉強に取り組めるようにするにはどうすればいいか、という点で知恵を絞るようにしましょう。”

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