【小学生の子ども向け】子どもの睡眠時間はどのくらい必要なのか?

ゲーム機やスマートフォンを夜遅くまでいじっていて、睡眠時間が不足するようになると、小学生の子どもの心身に悪影響を及ぼすことになります。小学生の子どもなりの必要とされる睡眠時間が決まっているからです。

今回は、「小学生の子どもには、どのくらいの睡眠時間が必要なのか」についてお伝えしていきます。

睡眠時間の実態

小学5・6年生のおよそ半数が睡眠時間が9時間です。

これは、平成26年に文部科学省から発表された「睡眠を中心とした生活習慣と子どもの自立等との関係性に関する調査結果」によると、「学校のある日の前日夜の就寝時刻」について記されています。

小学生5,6年生の7.8%が午後9時までに就寝しており、午後9時から10時までに就寝するのが41.4%、午後10時から11時までに就寝するのが36.2%、それよりも遅い時刻に就寝するのが15%ほどとなっています。

起床時刻に関しては、80%以上の子どもたちが午前7時までに起きていますので、ここを基準に考えてみると、およそ半数が9時間の睡眠時間を確保していることになるのです。

ちなみに、学校のある日とない日で起床時刻に2時間以上の差があるかどうかについては、14.3%がよくある、28.2%がときどきある、28.3%があまりない、29.2%がないと答えています。

睡眠時間と心身不調の相関


前述の調査でわかったことは、睡眠時間をしっかりと確保することで、子どもの心は安定するということです。

「自分のことが好きかどうか」と「就寝時刻」で相関が見られます。就寝時刻が早いほど、自分のことが好きだと思う割合が高くなっています。

また、「なんでもないのにイライラする」と「睡眠時刻」にも相関が見られ、就寝時刻が遅いほど、なんでもないのにイライラすることがよくある割合が高くなっています。

さらに、「学校のある日とない日の起床時刻のずれ」と「午前中の授業中に眠くなるかどうか」にも相関が見られ、起床時刻に2時間以上のずれがあるほど、午前中の授業に眠くて仕方がない割合が高くなります。

睡眠時間がしっかり確保されていないと、子どもの心は不安定になっていくといえるでしょう。

そして、規則正しい生活習慣を身に付けることで、心の安定だけでなく、集中力も維持することができるのです。

睡眠時間を少なくする要因


睡眠時間を少なくしてしまう原因は何が考えられるでしょうか?

一番の問題はゲーム機や、スマートフォンなどのデジタル機器の使用でしょう。

もちろん、読書やテレビなど、やりたいことを時間を決めずにやっていても、どんどん睡眠時間が減ってしまいますが、デジタル機器には睡眠を妨げる効果もあるのです。

ブルーライトを長時間浴びてしまうと、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制し、体内時計を遅らせるので、いざ寝ようとしても、なかなか眠れなくなる危険性があります。

ブルーライトは、白色LEDや青色LEDに多く含まれており、デジタル機器の液晶画面のバックライトによく使用されています。夜寝る前にスマートフォンやゲーム機を長時間使用することは睡眠の妨げになりますので注意してください。

理想的な小学生の睡眠時間はどのくらいか


学校がある日でも、ない日でも同じくらいの睡眠時間を維持し続けていくのがベストなのですが、小学生の子どもにとって、理想的な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか?

一般的には、8時間から9時間が理想とされています。

2015年に米国国立睡眠財団(National Sleep Foundation)が発表した内容によると、6歳から13歳までの小学生の子どもの理想とする睡眠時間は、9時間から11時間です。14歳から17歳でも理想とする睡眠時間は、8時間から10時間です。限界最短睡眠時間は7時間とされています。

7時間以下の睡眠時間であれば、心身に様々な問題が生じてくると考えるべきでしょう。深夜12時に就寝して、朝7時に起きる生活は、健康面でギリギリの状態です。このような生活習慣は一刻も早く改善するべきです。

午後10時に就寝して、午前7時に起きる。このスタイルが理想ではないでしょうか。

8時間の睡眠時間は確保しよう

ということで、今回は小学生の子どもにとってどのくらいの睡眠時間が必要なのかについてお伝えしてきました。

少なくとも「8時間の睡眠時間」は常に確保できるようにしていきましょう。

ぜひ、改めて現状の生活習慣がどうなのかを考えるきっかけにしてください。

午後10時に布団に入っても、そこから1時間、2時間とゲームをしていては、大切な睡眠時間は確保できません。朝起きるのがつらくなり、学校でも午前中眠くて授業に集中できず、なぜかイライラするようになってしまいます。

睡眠時間を確保するためにもやるべきことは速やかに取り組み、その後にやりたいことをする。やりたいこともしっかりと時間を決める習慣を身に付けてください。そうすることによって、充実した気持ちの良い毎日を送ることができるようになりますよ。