【小学生男女別】子どもの身長を伸ばす成長期に必要なこととその時期とは

同世代の他の子と比べて、我が子の身長が低いことが気になったり、成長期になっても身長が伸びないと感じたりすることはありませんか?この記事では子どもの身長を伸ばすうえで必要なことや、その時期についてご紹介していきます。

子どもの身長を伸ばすためには睡眠・食事・運動が大切!生活リズムでぐんぐん成長する

子どもの身長を伸ばす大切な要素は、質の良い睡眠と、バランスの取れた食事です。

平成29年度学校保健調査によると12歳の平均身長は男子で152.8㎝、女子で151.8cmとなっています。祖父母世代に比べ身長・体重ともに増加しており、食生活などの生活の変化が大きく影響していると考えられます。ただし平成6年以降は、身長の平均値の数値は横ばい傾向となっています。

【1】成長ホルモンの分泌を促すためには、22時以前に入眠しておくことが大切

子どもの骨格や身長を伸ばすうえで必要な「成長ホルモン」の分泌は22時から翌日2時までに分泌されます。この時間帯のノンレム睡眠は、1日で分泌される成長ホルモンの約3分の2が分泌される「ゴールデンタイム」なのです。
加えて運動を行うことで骨や筋肉に適度な負荷がかかり、成長ホルモンの分泌も促進。運動で得られる適度な疲労感も、スムーズな入眠を促し、睡眠が深くなることも。

【2】1日3食、規則正しく、バランスの取れた食生活を送ることが重要

成長ホルモンを効率良く分泌させるためには、たんぱく質が必要となります。栄養不足や重度の肥満のお子さんの場合にはこの成長ホルモン分泌が悪くなることが分かっています。
成長ホルモンは、血糖値を上げる働きがあります。夜遅くに食事を取ると、夜間の血糖値が上昇します。こうした場合には成長ホルモンの分泌が抑制されてしまいます。
また、好き嫌いが多く偏食がちな子どもには、子どもの成長を促すサプリメントを普段の食事にプラスしてみるのも一案です。子どもの成長を助けるサプリメントであれば、成長ホルモンの分泌が促され、骨の生成や筋肉の発育にも役立ちます。

男子の身長は成長期からでも伸びる?一番身長が伸びる時期は?


男子の身長が伸びる時期は、思春期を迎える時期から成長スパートが始まり、およそ2年でピークを迎えます。さらに変声してから3年後には身長の伸び率は約1cm程度となります。

男子の思春期はいわゆる第二次性徴期で11~13歳ごろを指します。テストステロンの影響を受ける精巣が十分に発育し始める11歳ごろが思春期の発来と位置付けられています。エストロゲンの分泌が少なくなると同時に男性ホルモンであるテストステロンの影響が強くなっていくのが男子の成長期の特徴です。

男子の第二次性徴は

  • 8~9cm近くも身長が伸びる
  • 体格も大人のようながっしりとした体つきへと変化していく
  • 声変わりする
  • 体毛が発毛する
などの特徴が現れますが、これは男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が増えてくることが原因です。

実は、男子の身長が伸びるためには女性ホルモンであるエストロゲンに由来しているところが大きいのです。エストロゲンは骨を成長させていく役割も担っています。成長期にレントゲンを撮ると、骨の外側に近い部分に薄い線「骨端線」があり、エストロゲンは骨端線の閉鎖にも関与しています。

身長がぐんと伸びる「成長スパート」が始まっても、エストロゲンの分泌がされている間は骨が成熟をし続け、骨端線が閉じるまでは身長が伸び続けます。

女子の身長は初潮が来たら止まりやすいってホント?身長が伸びる成長期はいつ?


女子は第二次性徴を迎えると、身体は丸みを帯び乳房が発達してきます。この乳房の発育が見られ始めると成長スパートが開始となります。女子の成長スパート開始時期はおよそ9歳から始まり、11歳頃がピークに。日本人の平均的な初潮初来年齢は12.2歳であることから、「初潮が来たら身長が伸びない」といわれているのです。

男子と比較して、成長スパートの時期が早いのが女子の特徴。成長スパートを迎える前、小学3~4年生のころには積極的に運動をし、身体を動かすことで身長を伸ばすことが可能になります。成長スパートが始まっているかどうかは身長と体重を記録することで分かります。身長の伸びに対し、体重が停滞するのが成長期のポイントです。

身体に負担をかけることなく、成長スパートを迎えるためには

  • 運動することで作られる筋肉をより増加させるために、良質なたんぱく質を食事で提供する
  • 月経を迎える身体を作るためには、貧血予防も考えてあげること
が大切です。

成長期は終わったけれど、身長はいつまで伸び続ける?遺伝との関係は?


身長が伸びなくなるのは、骨端線が閉じてしまうことが原因です。
一般的に骨端線が閉じてしまうのは、男性で17歳以上、女性で15歳以上とされます。
子どもの身長が伸び続けるカギとなるのは、エストロゲンの分泌と骨端線。骨端線が閉鎖しない限り身長は伸び続け、中には20歳を超えて身長が伸びた例もまれにあるのです。

子どもの身長や体重は親の遺伝が9割

子どもの骨格や体型は親に似る傾向が強いです。他にもホルモン分泌系や内臓の病気、栄養不足、骨の病気、ストレスなどで成長に影響が出たり、身長が低くなったりすることも。低身長が疑われる場合には、小児科への相談や早めの治療が大切です。
実際に、将来どのくらいの身長になるのか、計算式で予想することができます。

子どもの成長と身長の伸びを助けるのは、日常生活がポイント

子どもの身長を伸ばすために親ができるのは、バランスの取れた食事の管理と生活リズムを整えることです。成長スパート時期をしっかりと見極め、その時期に合わせて効率よく身長を伸ばせる環境づくりを行うことが重要です。