寝ている子どもを起こしても、起きないと苦労していませんか?特に、小学生のうちは自分で起きられず、起こしてもらうことが当たり前になっていることも。起きられない原因にはどういうものがあるのか、病気などの観点にも触れながら解説をしていきます。起きられない小学生を起こすポイントなどもあわせてご紹介します。
小学生の子どもが起きられない原因とは?
にあります。小学生の理想の睡眠時間は10~11時間ですが、小学生の平均睡眠時間は8~9時間です。この不足している睡眠時間が原因で、起きられないと感じているケースが多いです。小学校のうちは学校で拘束されている時間はさほど多くないのですが、習い事や学習塾などに通っていると睡眠時間が減ってしまいます。睡眠時間が減っている状態が続くと、身体が「もう少し眠っておきたい」と感じてしまうため、起きなければいけない時間になっても起きられないという現象が起きてしまうのです。
ここで勘違いをして欲しくないのが、
ということです。決まった時間に起きてこない、起こしても起きられないのは子ども意志が弱いからだと考えないようにしましょう。で、成長をするために必要な睡眠を確保しようと身体が必死になっているのです。なので、どちらかというと「起きたいけど起きられない」という状態が正しいのです。子どもを叱ったり注意したりするまえに、子どもの生活習慣・睡眠時間の見直しを行ってみましょう。子どもの習い事や学習の管理、さらにゲームの時間やテレビの時間など、睡眠時間が短くなる原因になりそうなものを検討して、しっかりと睡眠時間を確保できるように話し合いをするとよいでしょう。
起きられないのは小学生でも病気の可能性がある
小学校高学年から高校生までがなりやすい病気で、自律神経の乱れが原因で引き起ります。朝起きたときに、自律神経が乱れているので血圧が下がりすぎている状態になっているため、起きたくても起きられないという状態が続いてしまうもののことです。自律神経によって血圧の調整をしているので、その調整がうまくいかないときに起きる病気です。
この病気は以下のような症状が出やすいです。
- 朝起きたときの血圧が低いので起きられない
- 昼間になると血圧が戻って元気になる
- 朝起きたときに立ちくらみやめまいの症状が出る
- 胸がどきどきする
人間関係、友達関係、親子喧嘩なども、思春期の子供にとっては大きなストレスになるので、上記の症状が出ている場合は医師に相談しましょう。
起きられない小学生を起こす方法
といわれています。無理に揺すり起こしても、子どもはすっきりと起きられないので起こしている親がイライラしてしまうこともあります。今回は工夫して起こす方法をご紹介します。
(1)眠りの浅い時間に起こす
最近、スマホアプリで眠りの深さを測定できるものが出ています。そのアプリを使うと、子どもの呼吸などを測定して、眠りが浅くなっている瞬間にアラームを鳴らしてくれるのです。眠りが浅い時であれば子どもにも負担なくすっきりと起きることが出来るという方法です。工夫して起こす方法として今後注目される起こし方です。
(2)起きる時間の10分前に小さなアラームをかける
起きる時間の10分前から小さなアラームを鳴らすと、ゆっくりと覚醒していくので、通常のアラームで起きやすくなります。耳を澄まさないと聞こえない程度の小さな音にすることが大切です。子どもの眠気をゆっくり剥いでくれます。
子どもの生活リズムの乱れで強い眠気が出ている場合は、朝起きて顔を洗う・太陽の光を浴びるなどで整っていくので、親子で実践してみるとよいかもしれません。
起きられない、ではなく小学生のうちから自分で起きるように指導する
小学生の頃は親が子どもを起こしていることが多いかもしれません。しかし、子どものうちから「自分で起きる」ようにシフトすることも大切です。もちろん、起きられないからと寝坊することは出来ない場面が多いので、最悪の場合は起こす必要があります。しかし、起きられるように目覚ましなどを工夫して自分で考えて起きるようにすることも、成長のひとつです。 です。
小学生の子どもが起きられないことで悩む親は多い
小学生は学年が変わるごとに生活リズムが変わりやすく、習い事などの関係で睡眠時間が不足しがちです。そのため、起きられない子どもに対して悩んでいる親は多いです。子どもを叱るのではなく、どうやったら起きられるようになるかをサポートすることで子どもの成長にもつながります。ただし、病気である可能性もあるので、必要であれば医師に相談するようにしましょう。