【小学校中学年・高学年の子ども向け】小学生の友達トラブル!保護者はどう先生に相談する?

小学生の高学年ともなると、友達との人間関係は複雑になります。友達とのトラブルを抱えていても大人に相談せず一人で思い悩んでいる子も少なくありません。ここでは親が子どものSOSに気が付いたときの対処法や先生への相談の仕方をご紹介していきます。

小学生の友達トラブル、まずは学校の様子を先生に確認する

小学生の子どもの交友関係やトラブルに気が付いた場合には、子どもの話をしっかり聴いて早めに学校に様子を確認しましょう。小学校の先生は非常に忙しいので、遠慮される場合もあるかもしれません。しかし「時間が経過して話をされても対応のしようがない」という側面もあるので、早めの対処が何より大事です。

  • 学校行事や参観日などで学校に行く
  • PTA役員や当番などで学校に行く

など、親が学校に出向くタイミングで「うちの子、最近どうですか?」と我が子の様子を確認するところから始めましょう。

小学生の我が子のトラブルを先生に伝える方法は?


小学生の我が子のトラブルを学校側に伝える一番確実な方法は「連絡帳」を使うことです。

  • 体調面や心理面での不調の様子
  • 相談したい内容を簡潔に書く

などが連絡帳に子どもの様子について伝えるポイントです。
「相談したいことがある」だけでは、担任の先生も何について相談したいのか、わからず困惑してしまいます。また連絡帳に書くことで、先生によっては、すぐにその日の様子などを伝えてくれるケースもあります。そしてこちら側からの相談をした記録にもなります。

【連絡帳への書き方の例】
「最近朝になると腹痛を訴えています。子どもの友達関係について悩んでいるようなので、一度相談させてほしいのですが。」

小学生の友達のトラブルはどんなもの?すぐに先生に相談した方が良いケースとは


小学生の友達とのトラブルが原因で、緊急を要する場合にはすぐに電話で先生に連絡しても構いません。

緊急を要する場合を具体的に挙げると

  • トラブルが繰り返されている
  • 暴力を振るわれた
  • 怪我をさせられた
  • 金品を要求されている
  • 物が隠される、よく紛失する
  • 危険な遊びをしている、または強要された
  • 性的ないたずら、暴力を受けた
  • 喫煙や飲酒に誘われた
  • SNS、集団でいじめに合っている
  • 死にたいなど自殺をほのめかす
など、子どもの体や心、あるいは命に危険が及ぶ可能性が考えられるときです。

友達とのトラブルは本人の様子や話で判断できるものと、子どもが全く話をしないケースもあります。それは子どもが親に心配をさせないようにと振る舞い、我慢をしていることが考えられます。

さらに大人に告げ口をしたら、トラブルがエスカレートするのではないかと報復を恐れている場合もあります。子どもが仕返しや報復を懸念している場合は、学校側の今後の対応を確認するとともに、懸念事項も伝えておくことが大切です。

小学生のいじめは大きな問題!すぐに先生へ相談すべし!


特に高学年で最も深刻なのはいじめの問題です。小学校高学年は思春期に入り親と会話をする機会が減り、より友達との交友関係を大切にしようとするからです。しかし高学年になるほどいじめは複雑なものやSNSが絡み、親では対応しきれない部分も出てきます。

「世田谷区子ども計画(第2期)」の策定にあたり平成25年に小学生に取ったアンケートによると、仲良しの友達の割合は

  • 「同じ学年の友達」が98.5%
  • 「違う学年の友達」が28.9%
となっています。高学年になると、ほとんどの子どもが同じ学年の子どもと交流を持つようになってきていることが読み取れます。

また、「困っていること、悩んでいること」が「ある」と回答した子どもは48.8%となっています。この困っている、悩んでいる内容は「友達のこと」41.6%と、約4割が交友関係に悩みを持っています。

こうした悩みを相談する相手は

  • 「お父さん、お母さん」 54.5%
  • 「友達」 16.8%
  • 「誰にも相談しない」 13.9%
となっています。

ちなみに「先生」は低学年で6.7%に対し、高学年では2.0%に減少します。
友達のことで4割の子どもが悩みを抱えているけれど、高学年になると半数近くの子どもが親には相談しない
ということになるのです。

さらに携帯電話・スマートフォンは59.7%の子どもが所持していると回答しています。こうした内容からインターネットやSNSなどに触れる機会も増えていることがわかります。近年いじめは陰湿化しており、SNSでのいじめや友達とのトラブルがあっても、親が把握しづらいことが多いと伺えます。

陰湿、複雑化したいじめについて、平成24年から文部科学省では「いじめ、学校安全に関する総合的な取り組み方針」をまとめました。この中では「いじめ問題への対応強化」を掲げ、以下のようなアクションプランを打ち出しています。

  • 学校・家庭・地域が一丸となって子どもの命を守る
  • 学校・教育委員会との連携を強化する
  • いじめの早期発見と適切な対応を促進する
  • 学校と関係機関の連携を促進する

第三者機関や専門家と連携を図り、学校はもとより国としても積極的に関わっていこうとしています。

小学生のトラブルは心の傷になることも。親と先生の連携が大事

「学校に行きたくない」というSOSは見逃さず、いつもと様子が違ったら、まず先生へ確認をするようにしましょう。小学生時代は子ども同士の交流がメインになることから、トラブルで心に大きな傷を負ってしまうこともあります。子どもの気持ちに寄り添いながら、解決できる方法を考えていくことが重要です。