【小学生の子ども向け】中学受験する?しない?教育方針の考え方

子どもの中学受験についてお悩みではないでしょうか。本記事では、小学生の生活習慣や教育費など影響の出やすい点にフォーカスを当て、中学受験について備えるならいつ頃がいいかについてご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、自分の家庭や子どもには中学受験が向いているかどうかを検討する材料にしてくださいね。

小学生の睡眠時間は8時間以上|受験教育が影響を与える生活習慣

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針 2014」によると、小学生を含む10代前半までの睡眠時間は8時間以上が必要という指針が示されています。しかし、中学受験をする小学生は、睡眠時間が短く、就寝時刻も遅くなる傾向が顕著です。

ベネッセ教育総合研究所の「第1回 放課後の生活時間調査-子どもたちの24時間」によると、中学受験予定の小学生は平均勉強時間が163.4分、しない小学生は64.4分です。また、22時30分時点で就寝せずに勉強をしている小学生は、中学受験ありの場合14.8%、なしの場合1.2%。朝7時起床とすると、8時間以上の睡眠時間を確保するには、少なくとも22時30分には寝床に入りたいところですが、中学受験をする小学生は、睡眠時間を削って勉強をしている様子がうかがわせる数字と言えるでしょう。

夜遅くまで勉強していても、学校に行くためには起床時間を遅らせるわけにもいきません。睡眠時間が短くなると、寝起きが悪くなります。また、眠る直前まで頭を使っていると、寝つきが悪くなるということも言われており、睡眠の質が悪化する要因となります。睡眠の質が悪化すると、最終的には睡眠障害や生活習慣病の危険もゼロではありません。

中学受験をするのであれば、勉強時間と生活習慣(特に睡眠時間)の兼ね合いについて、かなり注意が必要なことを覚えておきましょう。

家計とのバランスも重要!小学生でも中学受験によってかさむ教育費


中学受験は、小学4年から学習塾に通い始めると仮定した場合約250万円かかると言われています。小学6年生になると、志望校別の選択授業や夏季講習などの費用もかかり、年間で100万円必要に。これだけの金額をかけられるかどうかは、学習塾に通い出す前によく検討しましょう。

また、中学受験で失敗した場合、高校受験をしなければなりません。中学受験でお金を掛け過ぎて、高校受験にお金をかけたくてもかけられない、という家庭もあります。大学までを見越した場合、どの時点で教育にお金をかけるべきか、よく検討しましょう。

家計に対する教育費の割合は、手取り額の約15%までが良いと言われています。中学受験の教育費が家計を圧迫するようなら、中学受験に投資せず高校受験で投資するという考え方もあるでしょう。

周囲が中学受験をするということで焦るかもしれませんが、家計と将来の受験イベントとの兼ね合いも、しっかり考えておきたいポイントです。

小学生前半|受験を焦らず基礎中心の教育を


中学受験と生活習慣・教育費について解説してきましたが、小学生前半は、生活習慣を整え、基礎中心の教育を丁寧に行うことを重点においた教育をおすすめします。しっかりとした睡眠時間、体力作りのためのスポーツ系習い事など、生活・身体・学力の基礎を固めることが大切です。

保護者は中学受験するしないにかかわらず、高学年から予想される教育費の増加に備えて教育費用のお金を貯めておくようにしましょう。子どもはまだ小さく、将来どうしたいかという考えはそう固まっているわけではない場合が多いものです。お金が必要になることを前提として備えておけば、中学受験が不要となっても高校受験など、先々の教育費に回せます。

子どもとは、将来どのような方向の進路を考えているかについて定期的に会話をしましょう。子どもの中で、自分の将来像まだはっきりしていなくても、話しているうちに自分の将来を考えるきっかけになります。保護者は、子どもの反応を見つつ、大学までの進路を考えて中学受験が必要があるかどうか、ある程度情報収集もしておくと、小学生後半に入る際、慌てずに済みます。

小学生後半|大学まで見越した受験戦略と教育方針を子どもと話し合う


小学生後半となる小学4年生に上がる前、小学3年生の1月ごろには、学習塾に通い始めるかどうか、どの塾にするかなどを子どもと話し合いましょう。多くの学習塾は、進級前の2月ごろから、新学年の塾生を募集することが多いためです。

このときまでには、大学まで見越した受験戦略を、家計のシミュレーションも含めて立てておきましょう。家計が苦しい場合は、子どもに正直な話をして、高校受験に教育費をかけられるよう、公立の中学に通ってほしいと説明します。本当にお金とパワーをかけて頑張るべき時期を子どもと共有することがポイントです。

中学受験をすると決めて学習塾を選ぶ場合は、子どもの生活習慣をできる限り守れる、通塾に時間がかからない塾を選ぶようにしましょう。生活習慣にしわ寄せが来るような要素は極力排除した塾選びをするのも保護者の役割です。

受験を意識した教育を始める場合は小学生後半から

小学生の中学受験について、生活習慣や教育費に焦点を当てて解説しました。
中学受験するかしないかで、生活習慣や教育費は大きく違ってきます。小学生前半では、生活と身体、学力の基礎を固める時期として、焦らず基礎学力を確実につけるようにしましょう。

将来の進路については、子どもとのコミュニケーションを密にして一緒に考えるようにしましょう。子どもの望む進路によっては、中学受験が必要かどうかの判断が変わるかもしれません。

中学受験を意識した教育を始める場合は、小学生後半からがおすすめです。中学受験をするため子どもを学習塾に通わせる場合も、睡眠時間が8時間確保できるような生活習慣を整えるように注意してあげてくださいね。