悩みのタネは友達関係!保護者も小学生の子どもも悩む理由とは

子どもの友達関係に悩みがあるのはあなただけではありません。小学生の子どもを持つ親の多くが友達付き合いに悩み、子ども自身も悩みを抱えています。ここでは、子どもの友達付き合いのどこに悩んでいるのか、その理由や上手なサポート方法についてお伝えします。

小学生の子どもを持つ親は「子どもの友達付き合い」が悩み

小学生になると、友達同士で遊ぶ機会も増えます。親にとっては嬉しいことですが、友達付き合いが増える分、「どんな友達と付き合っているのか」「仲間外れになっていないだろうか」などの悩みが出てくるものです。

実際、小学生の子どもを持つ親の約6割は、自分たちの時代よりも友達付き合いが難しそうと感じています。その理由として多くがあげられるのが次の3つです。

  • 携帯の普及で友達とのつながりを気にしていることが多い
  • ゲーム機がないと仲間はずれにされることがある
  • 塾、習い事などで友達と遊ぶ時間があまりない

小学生から携帯電話やスマートフォンを持ち、それが小学生の子どものあいだでもひとつのコミュニケーションツールとなりつつあります。連絡を気軽に取りあえるようになったのはメリットですが、返信をかえさないと無視されたなどというトラブルに発展しやすいというデメリットがあります。

また、ゲーム機や塾、習い事も共通の話題が友達になるきっかけとなることも多いですが、ゲーム機を持っていなかったり、塾や習い事へ行ったりすることが仲間外れにされる原因となることもあります。そのため、多くの親が、今の子どもたちのほうが友達付き合いが難しいと感じているようです。

小学生の子どもが友達付き合いに悩みを抱える理由


進級や進学など、小学校生活の中で仲の良かった友達と離れてしまうことが、小学生が友達付き合いで悩みを抱えてしまう理由のひとつとなっています。

実際、子どもの悩みを聞く相談所に寄せられる、小学生の悩みの中で一番多いのが「交友関係の悩み」です。進級や進学といった新しい環境になるときほど、友達の輪に入れるか心配する子どもが多い傾向があり、友達付き合いの悩みを抱えやすいといわれています。

小学生の高学年になるほど交友関係の悩みが複雑


小学生の子どもが友達を選ぶ基準は、年齢を重ねると単純な理由から複雑な理由へと変わっていきます。そのため、高学年になるほど、交友関係の悩みも複雑化しやすいのが特徴です。学年別の友達を選ぶ基準は次の通りです。

  • 小学校低学年:近所や席が近いという理由で友達を選びがち
  • 小学生中学年:仲間意識が強くなり、気が合うかどうかという内面的な理由で友達を選びやすい
  • 小学生高学年:性格や趣味など、個人の特徴を重視しやすく、自分に似ている相手=より内面的な理由で友達を選びやすい

特に、高学年は同性だけでなく異性の中でも好き嫌いが出てくるようになります。同性・異性ともに友達かどうかの境目がはっきりしやすく、それがトラブルのきっかけとなることもあるため、高学年ほど友達付き合いが複雑で大きな悩みとなりやすいです。

交友関係に悩みがある小学生の子どもの上手なサポート方法


親としてやってあげるべきことは、友達付き合いに悩みを抱えている小学生の子ども自身で解決できるようサポートしてあげることです。子ども同士のことに親が介入することで問題を大きくすることがあるため、「子ども主体で悩みを解決する」ということを念頭に置いておきましょう。

小学生の子どもでも、上手にサポートしてあげることで悩みに向き合い、友達付き合いを良好にする術を身に着けることができます。サポートするうえで重要なのは次の3つです。

小学生の友達との時間を尊重してあげる

親が思う良い子と子どもが思う良い子は違います。しかし、自分の子どもが選んだ友達です。まずは子どもを信頼して、友達と過ごす時間を確保してあげるようにしましょう。
信頼されることで親子の絆も深まります。すると、悩みがあったときに相談してくれるようになり、悩みの共感や解決のアドバイスもしやすくなります。

悩みの解決方法が見つけられないときは一緒に考えてヒントをあげる

小学生の子どもの友達付き合いにおいて、「こうすればよい」という答えはありません。子どもが抱えている悩みや今の状況をよく聞き出して、一緒に考えて解決のヒントを与えてあげましょう。
そのためにも、相談しやすい家庭環境をつくることが大切です。まずは、子どもと話をする時間を作ることから始めましょう。

大人に対して不信感を抱かせない

「こうすればよい」と一方的な意見を言ったり、「なんでそうなの?」と否定や怒ったりしていませんか。それでは「親に相談しても解決しない」「大人はあてにならない」と思われてしまします。また、いじめのニュースなどを見て「いじめられている子どもに問題がある」というような発言をしていると、子どもが万が一そういう状況になったときに「親に守ってもらえない」と思い、ひとりで悩みを抱えてしまうことになりかねません。

何気ない一言や行動でも子どもはよく見ています。日ごろの言動を改め、「何があってもあなたのことは守る」ということを伝えるようにしましょう。

状況に応じた対応で小学生の子どもの悩みを改善

交友関係に対して闇雲に介入したり、友達との関係を否定したりすると、親子関係が悪化してしまい、何かあっても相談してくれなくなります。それでは悩みを抱える子どもに対してサポートもできず、心配事や悩みを増やしてしまうだけです。しっかりと子どもの話を聞いて子どもが主体となるサポートを心がけ、親子の信頼関係を築きながら悩みを改善してあげましょう。