【小学生の子ども向け】ゲームの時間はどれぐらいがいい?実態を解説

小学生の我が子がゲームばかりしていて勉強しないとお悩みではないでしょうか。適度なゲームは決して悪くないのですが、長時間のゲームプレイはやはり生活に支障をきたすので、何とかしたいですよね。今回は、小学生のゲームと学力などの相関関係について解説したのち、子どものゲーム時間を適切にする工夫をご紹介します。

ゲーム時間が短い小学生ほどテストの正答率は高い

文部科学省は、毎年全国学力・学習状況調査を実施しています。その最新版である「平成29年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】」によると、ゲーム時間が長ければ学力テストの正答率も落ちているという結果が出ています。

調査結果資料の中で「平日で、1日当たりどれくらいの時間ゲームをしますか」という設問をしたところ、ゲームを全くしない小学生と4時間以上する小学生の間では、以下のような差がありました。

【国語A、国語B、算数A、算数Bの平均正答率】
4時間以上ゲームをする:65.5%、46.2%、68.2%、35.2%
ゲームを全くしない:79.5 %、63.7%、83.4%、52.6%

上記の間には、ゲームを1時間以内、2時間以内、3時間以内、4時間以内するという段階もありますが、すべての数字に置いてきれいな相関関係ができており、ゲームの時間が長ければ長いほど成績は落ちるという結果が出ています。

この結果だけ見ると、今すぐゲームを禁止にしてしまいたくなるかもしれませんが、別の調査では適度なゲームプレイはむしろ悪くないという結果が出ていますので、そちらも見てみましょう。

別の調査では小学生には適度な時間のゲームがプラスの作用となっている例も


2017年7月12日付の朝日小学生新聞が実施した「朝小読者の小学生とその親に聞く、「子どもとゲーム」実態調査」によると、家庭でゲーム遊びを認められている小学生の方が、勉強への集中力が高くて夏休みの宿題も自主的・計画的に進めているとの結果が出ました。

その内容では、ゲームをしてもよい家庭の小学生は、ゲームNGの小学生よりも宿題の計画性や自主性の評価(自己評価および親からの評価)において、どちらも優位に高い結果が出ています。また、勉強への集中力も、ゲームOKの小学生の方が「高い」という評価を多いという結果に。

朝日小学生新聞の調査では、ゲームで遊ぶ時間は平均で約50分です。あまり長い時間だらだらゲームをするのではなく、自分なりにルールを決めて自主的に動くため、自然と自主性や計画性が備わってくるのかもしれません。

ゲームを4時間以上する小学生は就寝時間が遅くなり生活習慣が乱れる傾向に


少し視点を変えて、ゲームを長時間行うことによる生活習慣上の問題についても触れていきます。文部科学省の委託調査「平成26年度 家庭教育の総合的推進に関する調査研究-睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査- 」によると、ゲームを4時間以上する小学生は就寝時間が遅くなり、生活習慣が乱れる傾向にあります。

ゲームをする時間が2時間以内あるいはゲームをしない小学生は、就寝時間が午後10時までが過半数を占めます。2時間以上になると就寝時間がどんどん遅くなり、4時間以上ゲームをする小学生は24%に過ぎず、午前0時を超えて就寝する割合が20.7%にものぼります。

就寝時間が遅くなった結果、4時間以上ゲームをする小学生は、午前中眠くてたまらないことが「よくある」「ときどきある」を併せて56.9%となり、ゲームをする時間が1時間以内の小学生の29.3%の倍近くという状態に。

この調査結果を見ていると、ゲームをする時間が2時間以内かそれ以上かにより、生活習慣の影響度合いが変化しています。できれば、ゲーム時間は多くても2時間以内に留めることで、生活習慣の乱れを防げると考えて良いでしょう。

小学生の答えに学ぶ!守りやすいゲームのルールとは


小学生にも守りやすく納得してゲームする時間を自主管理できるルールとして、以下を試してみてはいかがでしょうか。

  • 勉強や宿題を済ませてからゲームをする
  • 21時以降はゲームをしない、その代わり朝早起きしてゲームするのはOK

10代前半までの適正睡眠時間は8時間以上と言われています。平均的な就寝時間と起床時間から換算すると、就寝時間は午後10時、起床時間は午前6時が適正と言えるでしょう。

また、ゲームを寝る直前までやっていると、ブルーライトによって寝つきが悪くなると言われていますので、このあたりも考慮して、ゲームの時間を決めましょう。

先ほど紹介した朝日小学生新聞で、もっとも多くの小学生が守っているゲームのルールは「勉強や宿題をやってからゲームをする」で67.9%もの小学生が守っているルールです。このルールは、少しでも早く勉強や宿題を終わらせようとして集中力もつき、先にしんどいことをした後に楽しみが待っているため、小学生でも守りやすいルールと言えます。

また、睡眠時間を守り、朝起きるという生活リズムを崩さないために、朝早く起きてゲームをするという方法もおすすめです。朝目が覚めてから学校にいけますので一石二鳥です。

小学生のうちにゲームとの上手な付き合い方を覚えよう

小学生とゲームについて、現状の調査結果と、ゲームと上手に付き合うための、比較的守りやすいルールの提案をしました。禁止するだけのルールでは守りにくいものです。こうする代わりにこれならOKと条件を提示して、生活習慣や勉強時間を確保しながら、上手にゲームと付き合うことは可能です。小学生のうちにゲームとの付き合い方を身につけて、正しい生活習慣と勉強をする習慣を身につけましょう。