間もなく始まる小学校プログラミング必修化。プログラミング学習に対して84%のおうちの人が何らかの不安を感じているという調査結果があります。そこでこの記事では親と子ども、どちらもプログラミングに親しむきっかけになるようなコンテンツを紹介します。子どもと一緒にプログラミングを楽しみましょう。
子どもと一緒にプログラミング入門 【変なホテル】に泊まりに行こう
【変なホテル】というのは通称ではなくれっきとした正しい名称です。
「こんなことまでロボットができるの!?」と子ども達よりも大人の方がびっくりするかもしれません。最先端のロボットに親子で触れることで、プログラミングやAI、テクノロジーに対して興味を持つきっかけになるはず。当初は長崎県のテーマパークで開業した変なホテルですが、現在は関東に7店舗ある他、全国各地に支店があります。いずれの変なホテルもロボットが出迎えてくれますよ。子どもと一緒に変なホテルに遊びにいってみましょう。
子どもと一緒にプログラミング入門 テレビ番組をきっかけに
NHKのEテレで放映されている“Why⁉プログラミング”はプログラミングへのとっかかりとしておすすめです。
番組で扱っているプログラミング言語はスクラッチという、マサチューセッツ工科大学で開発された教育用プログラミング言語の日本語版。簡単な日本語の命令を組み合わせればいいので、プログラミング初心者でもすぐにプログラムを組むことができます。公式サイトでは番組で扱ったプログラムを実際に触れるのはもちろん、自分でアレンジを加えることができるようになっています。さらに自分が作ったプログラムを投稿できるコミュニティが設置されているので、他の人から遊んでもらうこともできるんです。
親や家族だけでなく他人から評価をもらえるので、子どもの励みになりますよね。テレビを受動的に見るだけでなく、自分で実際にプログラミングに挑戦できるので身につきやすいですよ。番組自体もプログラミングの考え方が楽しみながら理解できるように構成されています。子どもと一緒に見ていれば、親御さんもいつの間にか自然とプログラミングの基礎が身に付きそうな内容です。
子どもと一緒にプログラミング入門 プログラミング系おもちゃで遊んでみよう
子どもがプログラミングに興味を持ってほしいという保護者のニーズに合わせて、プログラミングを遊びに取り入れたおもちゃやゲームが多く発売されています。そのなかでも親と子どもが一緒に楽しめる“Nintendo Labo”と“レゴ®BOOST”を紹介します。
単なるゲーム機のオプションじゃない NintendoLabo
“Nintendo Laboはゲーム機のNintendo Switchのオプションアイテムです。発売当初、「自分で段ボール製のキットを組み立ててコントローラーを作れる!」「ゲームなのに子どもの創造性も培われる!」と話題になったのでご存知の人も多いのでは。でも、このNintendo Laboのすごいところは段ボールコントローラーだけではありません。
プログラミング系おもちゃの中には正直に言って説明がわかりづらく、子どもも大人も理解できずに投げ出してしまうようなものもあるようです。対してNintendo Laboの説明は小学生でも理解できる簡単な日本語。解説画面の表示はチャットアプリ風なので親しみやすさもあります。丁寧な解説に沿って操作をしていけば、すんなりプログラミングができてしまうという寸法です。
ネットでNintendo Laboと検索すると多くの人のオリジナルプログラムが出てきます。どの作品も楽しみながら作ったことが伝わってきます。遊びながら自然とプログラミングの知識が身につくのがNintendo Laboの特徴です。
おなじみのあのブロックでロボットが作れる レゴ®BOOST
多くの子どもが小さなころから遊んでいるブロックおもちゃ、レゴ。子どものクリエイティブな能力を伸ばすことができるということで定番人気のおもちゃですよね。
2018年2月に発売されたレゴ®BOOSTはそのレゴで作った作品を、自分で組んだプログラミングで動かせる本格プログラミング系おもちゃです。レゴは以前から法人やレゴ教室向けにプログラミングでブロックを動かすことができるツールをリリースしていました。レゴ®BOOSTは満を持して登場したコンシューマー向け商品なので、量販店やネット通販で簡単に購入できます。最先端の技術に家庭で触れることができるのは嬉しいですね。
レゴ®BOOSTの対象年齢は7歳以上。驚くべきことに組み立て説明のアプリでは言語での説明は一切ありません。
組み立てもプログラミングも基本的には子どもでも理解しやすいように作られていますが、小学校中学年くらいの年齢だと大人の手助けがあった方がスムーズ、という程度の難易度です。親子で協力して動くレゴを作り上げる体験はプログラミング学習の土台になるはずです。
子どもも親も一緒にプログラミングに親しんでいこう
プログラミングについてよほど知見が深い親御さんでない限り、プログラミング学習必修化に対して大なり小なり不安を抱えている状況だと思います。でもあまり身構えずとも大丈夫。親子で「プログラミングって、楽しいかも!」と思えれば家庭でのファーストステップとしては満点です。難しく考えすぎず、楽しむ姿勢で子どもと一緒にプログラミングに触れていけるといいですね。